ドラゴンフライキャピタル、約840億円規模web3ファンド設立
暗号資産(仮想通貨)投資会社ドラゴンフライ・キャピタル(Dragonfly Capital)が、6億5000万ドル(約840億円)規模のベンチャーファンド「ドラゴンフライファンド III(DragonflyFundIII)」を設立したことが4月28日に分かった。
ドラゴンフライ・キャピタルはこれまで、アバランチ(Avalanche)、ニア(Near)、バイビット(Bybit)、マター・ラボ(Matter Labs)、アンカレッジ(Anchorage)、アンバー(Amber)、フラックス(Frax)、コスモス(Cosmos)、ドゥーンアナリティクス(Dune Analytics)、メーカーダオ(MakerDAO)、コンパウンド(Compound)、1インチ(1inch)といったプロジェクトに早くから投資してきた企業だ。
またNFTゲームのアニモカブランズ(Animoca Brands)や、ブロックチェーン関連の開発企業コンセンシス(ConsenSys)、日本発のDeFi(分散型金融)プロジェクト「Cega(セガ)」といったプロジェクトにも投資している。
コインデスクのドラゴンフライへの取材によると、この「ドラゴンフライファンド III」ではブロックチェーンや暗号資産に関する企業の全ての成長ステージに投資を行うとのこと。また発表では、このファンドによって破壊的イノベーションを起こすような創業者やプロトコル構築者、ハッカーたちを支援する予定と説明されている。
またコインデスクによると同ファンドには、大手VCのタイガーグローバル(Tiger Global)、KKR、セコイア・チャイナ(Sequoia China)などが参加しているとのことだ。
「ドラゴンフライファンド III」設立について「今後5年間で、多くのことが変化していくでしょう。L1戦争の激化、メタバース構築の競争開始、DeFiの成熟、クリプトゲームの必然化といった金融インフラが制度化されつつあります。ファンドIIIではシードからシリーズB、そしてその先に至るまで創業者を支援する体制が整っています」と発表にて説明されている。
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参考:Dragonfly Capital
デザイン:一本寿和
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