アメフトNFL、ドラフト会議の記念NFT発売

NFLがドラフト記念NFTを発売

 米アメフトプロリーグNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)が、2022年のドラフト会議を記念したNFTコレクションの発売を4月23日に開始した。NFL独自のNFTプラットフォーム「NFL.live-nfts」で発売されている。

なお昨年11月にNFLが発行した「バーチャル記念チケット」で採用したポリゴン(Polygon)とは異なり、今回の記念NFTにはブロックチェーンとしてフロー(Flow)が採用されている。

この記念NFTコレクションはトランプのジャック・クイーン・キングのような人型で、NFL加盟の全32クラブをイメージしたビジュアルだ。各クラブの記念NFTは52点限定で、販売価格は1個52ドル(約6,647円)となっている。なお正式な名称は「NFL Virtual Commemorative Tickets:NFLバーチャル記念チケット」だが、4月28日から30日まで開催されるドラフト会議への入場権利が紐づいたものではない。

昨年12月にNFLは、フローの開発元であるダッパーラボ(Dapper Labs)と提携し、今年2月には大人気NFTマーケットプレイス「NBA Top Shot」のNFL版「NFL ALL DAY」をローンチしている。

またNFLとダッパーラボは今年2月、2021AFCのチャンピオンチーム「シンシナティ・ベンガルズ」と、2021NFCのチャンピオンチーム「ロサンゼルス・ラムズ」、そして両チームが戦う第56回スーパーボウルの勝者(2月13日に開催され、結果はラムズ勝利)に関する限定のNFTをリリースしている。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:NFL.live-nfts
デザイン:一本寿和

images:iStocks/msan10

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。