Jリーガー初、渡井理己選手がFiNANCiEでトークン発行

Jリーガー「渡井理己選手」がFiNANCiEでトークンを発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、Jリーガー渡井理己選手のトークン発行と販売の開始を4月18日発表した。Jリーガー個人としては初のトークン発行となる。

渡井理己選手はJ2リーグ・徳島ヴォルティスに所属するJリーガー。昨年4月よりメディアプラットフォーム「note」にて自身のプレーを解説する「解説するっち」を開始。その購読売上を徳島県への社会貢献活動として各種団体へ寄付している。

今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「渡井理己トークン」として販売されるという。初回ファンディングで集まった資金は、徳島の子ども達のため、地元の産業を盛り上げていくために使用する予定とのこと。

「渡井理己トークン」購入者は特典として、チーム運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「収益の寄付先選定」や「オリジナル商品のラベルデザイン案」、「発信して欲しい徳島県の観光地・特産品選定」がある。また抽選特典案としては「渡井理己着用グッズ」や「オリジナル商品の先行販売券」、「ホーム戦招待券」がある。

トークンの初回販売期間は4月18日11時から6月1日21時の予定だ。

なお「渡井理己トークン」の販売メニューは全7種類が用意されており、現在一部が公開されている。公開されているメニューは10,000ptと300,000ptのもので、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。

300,000ptのメニューでは300,000pt分の「渡井理己トークン」付与に加え、「渡井理己着用ミズノサイン入りスパイク」や「渡井の職業体験」、「渡井に会える」などがある。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、渡井理己選手より以下のコメントを得た。

「この度、渡井理己は、『FiNANCiE』にてJリーガーとして初めて個人のトークンを発行することになりました。昨年、多くの方々の協力で実現できた社会貢献をより “持続的” な活動にしたいと思い、トークンを用いた【渡井プロジェクト】という新しいプロジェクトを始めます。関わってくれているすべての方の幸せのために新しいコンテンツを展開し、皆さんと双方向のやり取りができるコミュニティ作りに努めてまいります。僕自身もまだまだこの仕組みについて分かっていない部分が多々ありますが、皆さんと一緒につくりながら学んでいきたいと思っていますのでよろしくお願いします!」

※「解説するっち」の開始を記事公開時今年4月と表示しておりましたが、正しくは昨年4月でした。該当箇所修正させていただきました。

関連ニュース

パラ卓球「八木克勝選手」がFiNANCiEでトークン発行

パラスポーツ団体「日本ボッチャ協会」がFiNANCiEでトークン発行

プロダンスチーム「USEN-NEXT I’moon」がFiNANCiEでトークン発行

プロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」がFiNANCiEでクラブトークン発行

南葛SCが「FiNANCiE」で作るファンコミュニティ(月刊フィナンシェ 2022年3月号)

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告