コインチェックがFTCの取扱いを廃止
国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェック(Coincheck)が、暗号資産ファクトム:Factom(FTC)の取扱いを廃止することを4月6日発表した。
発表によるとファクトムの上場廃止は5月17日とのことで、同日14:00で外部への送金も停止となり、5月10日14:00に売買停止となる。また4月7日14:00にはファクトムの受取が停止されるとのことだ。
コインチェックでファクトムを保有するユーザーは販売停止日までに取引所でファクトムを売却するか、送金停止日時までに外部へ送金する必要がある。
なお廃止日以降にコインチェックアカウントにファクトムが保有のままになっている場合には、コインチェックにより日本円に換金のうえ、対象ユーザーのアカウントの日本円残高に反映させるとのことだ。
今回ファクトムの取扱いが廃止されるのは、ファクトムのメインネットアップグレードフォークによるアキュミレイト(Accumulate)への引継ぎが要因となるようだ。アキュミレイトはファクトムの正式後継となるレイヤー2のブロックチェーンだ。
コインチェックではファクトムのアップグレードの為、昨年12月から「販売所におけるFCTの購入・売却」を一時停止していた。
コインチェックはその後の動向をモニタリングしていたが、現時点において国内外の暗号資産取引所間で行うカバー取引を再開できない状態が続いていること、アキュミレイトへのアップデート後の動向が不明確であることの2点からファクトム取扱い廃止となったとのことだ。
なお今回のファクトム(FTC)の上場廃止によりCoincheckの取り扱い銘柄はビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)※板取引のみ、リスク(LSK)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTEM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、アイオーエスティー(IOST)、エンジンコイン(ENJ)、オーエムジー(OMG)、パレットトークン(PLT)の合計16銘柄となる予定だ。
関連ニュース
【取材】コインチェックが米ナスダックへ上場方針発表、SPACで2022年内に
【取材】コインチェックが小嶋陽菜「Her lip to」とメタバースでコラボ、「Oasis TOKYO」で展示会など
【取材追記】コインチェックがWeb3スタートアップ支援を開始、アスター(ASTR)のステイクに出資
参考:コインチェック
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio