米マイニング企業PrimeBlock、ナスダックにSPAC上場へ

PrimeBlock、ナスダックにSPAC上場へ

米マイニング企業プライムブロック(PrimeBlock)が、特別買収目的会社(SPAC)との事業統合でナスダック(Nasdaq)へ上場することが4月1日分かった。

プライムブロックはナスダック上場のSPACである10X Capital Venture Acquisition Corp IIとの間で事業統合契約を締結したことを4月1日に発表した。

発表によると今回の合併取引は、2022年の後半までに完了する予定とのこと。すでに両社の取締役会では全会一致で承認されている。取引完了後の企業価値は12.5億ドル(約1,500億円)となる見通しとのことだ。

統合された事業体のCEOは、現プライムブロックのCEOで、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)出身のガウラヴ・ブドゥラニ(GauravBudhrani)氏が引き続き務める。

またプライムブロックと10X Capital Venture Acquisition Corp IIは、米金融サービス会社キャンター・フィッツジェラルド(Cantor Fitzgerald & Co.)の子会社であるCFプリンシパル・インベストメンツ(CF Principal Investments LLC)から、株式発行によって3億ドル(約368億円)の資金調達をしたことも併せて発表している。

プライムブロックは、北米で独自のマイニング施設12ヵ所の所有と暗号資産(仮想通貨)のマイニング事業を運営している企業だ。同社によると、現在電力の約60%を脱炭素型電源で発電しており、残りの部分についても炭素排出を相殺するプロジェクトを実施する予定だという。

また10X Capital Venture Acquisition Corp IIは大手ベンチャーキャピタルの10Xキャピタル(10X Capital)傘下の子会社である。

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参考: Nasdaq
images:iStocks/Funtap
デザイン:一本寿和

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呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。