VISA、NFTクリエイターを支援する「Visa Creator Program」開始

VISAが「Visa Creator Program」開始

米決済大手VISA(ビザ)が、NFTに関するクリエイター支援を目的とした「Visa Creator Program(ビザ・クリエイター・プログラム)」を開始したことが3月30日分かった。

「Visa Creator Program」はNFTビジネスを検討するアーティスト、ミュージシャン、ファッションデザイナー、映画制作者などのクリエイターに対し、1年間支援を行うプログラムだ。

発表によるとプログラム参加者には次の5つの支援が提供される。

(1)ブロックチェーンネットワーク、スマートコントラクト、およびNFTマーケットプレイスに関するアドバイス
(2)他のNFTクリエイターとのアイデア交換とコミュニティ構築する機会
(3)デジタルコマース、web3、暗号資産(仮想通貨)、ペイメント(支払い)において最先端で活躍する思想家や研究者から話を聞く機会
(4)Visaの顧客やパートナー企業との交流
(5)クリエイターの成長を支援するための奨学金

VISAは昨年8月、人気NFTコレクションのクリプトパンク(CryptoPunks)の「CryptoPunk 7610」を49.5ETH(当時価格約1,820万円)で購入した。その際にVISAはNFTコマースの未来を牽引するクリエイター、コレクター、アーティストをサポートしていく方針も示していた。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:VISA
デザイン:一本寿和
images:iStocks/2Ban

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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