Bリーグ「レバンガ北海道」がFiNANCiEでクラブトークン発行

「レバンガ北海道」がFiNANCiEでクラブトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、B.LEAGUE B1に所属している「レバンガ北海道」のクラブトークン発行と販売の開始を3月29日発表した。なお「FiNANCiE」におけるB1チームのトークン発行は横浜ビー・コルセアーズに続き、2件目となる。

「レバンガ北海道」は、創設以来「北海道生まれ、北海道育ち」を旗頭に掲げ、地域社会の活性化に取り組む北海道のプロバスケットボールクラブだ。SDGsの達成につながる社会貢献活動として、バスケットボール教室の主催や、パートナー企業と一緒に地域のゴミ拾い活動を行うなど、オフコート活動にも力を入れている。そうした活動の甲斐もあり、観客動員数ではリーグトップクラスを誇るという。

今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「レバンガトークン」として販売されるとのこと。販売売上はSDGsや北海道の地域貢献活動へと寄与することを目指すとのことだ。

「レバンガトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「記念NFTデザイン投票」や「ホームゲームでの選手入場曲の投票」、「オリジナルグッズのデザイン投票」、抽選特典案として「サイン入りアイテムプレゼント」や「記念NFTの配布」、「限定イベントへのご招待」がある。

トークンの初回販売期間は3月29日11時から5月13日22時の予定だ。

なお「レバンガトークン」の販売メニューは全9種類が用意されており、現在一部が公開されている。公開されているメニューは30,000pt、50,000pt、100,000ptのもので、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。

100,000ptのメニューでは100,000pt分の「レバンガトークン」付与に加え、「バスケ界のレジェンド」折茂武彦氏の引退記念NFTなどがある。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

また「レバンガトークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

あたらしい経済編集部は今回の取り組みに関して、株式会社レバンガ北海道の代表取締役社長である折茂武彦氏より以下のコメントを得た。

『今回のトークン事業は、より「共創」という形を強調し、クラブとトークンホルダーの皆様で一緒に何かを創りあげていく、という新たな繋がりを深化させていければと考えております。是非皆様とともに、レバンガ北海道をより良いクラブにしていきたいと思っておりますので、ご参加を心よりお待ちしております』

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。