ビットフライヤー、「シンボル(XYM)」の取扱と対象者付与を発表

ビットフライヤーがシンボル(XYM)取り扱いへ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)が、暗号資産シンボル:Symbol(XYM)の取り扱いを開始することが3月23日分かった。また過去にネム(XEM)を保有していた対象者へのシンボル付与も行うことが発表されている。

発表によると取り扱い開始および付与実施は3月24日となるとのこと。取り扱いについては、アルトコイン販売所のみとなるようだ。

またシンボル付与の数量については、2021年3月12日13:26に実施されたスナップショット時点でビットフライヤーアカウントにて保有していたネムと同数量が付与される。

今回のシンボル上場でビットフライヤーの取り扱い暗号資産は15銘柄となる予定だ。現在同取引所では、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)イーサリアムクラシック(ETC)ライトコイン(LTC)ビットコインキャッシュ(BCH)モナコイン(Mona)リスク(LSK)リップル(XRP)ベーシックアテンショントークン(BAT)ステラルーメン(XLM)ネム(XEM)テゾス(XTZ)ポルカドット(DOT)チェーンリンク(LINK)の14銘柄を取り扱っている。

なお今回ビットフライヤーが新たに暗号資産の取り扱いを発表するのは、昨年12月に上場したチェーンリンク以来となる。

シンボル(XYM)とは

シンボルは、2021年3月にネムのブロックチェーンの大型アップデート「カタパルト」によって誕生したブロックチェーン「Symbol(シンボル)」のネイティブ通貨である。なお現在のXYMの時価総額は約928億円となっている(コインマーケットキャップ3月23日調べ)。

ネムとシンボルは違うプラットフォームのため、ネム保有者には「オプトイン」と呼ばれる制度によってネム保有量と同量のシンボルが付与される権利があり、昨年の3月12日13:26にネムの保有者を対象に行われた「スナップショット」時点のネム保有量に対し、同数のシンボルが付与される予定となっていた。

国内取引所では7取引所がネムの取り扱いを行っている。

国内のシンボル付与の状況として、昨年5月にZaif Exchange(ザイフ)がいち早くシンボルの取り扱いと付与を行い、続いて取り扱いを発表したサクラエクスチェンジおよびGMOコインがシンボルの付与を実施している。コインチェックについては2月16日にシンボル付与を行ったが、取り扱いは貸し暗号資産および送金機能のみで、取引はサポートしていない。

また1月よりシンボル取り扱いを開始したフォビジャパンは付与については詳細が決まり次第となっており、3月9日にシンボル取り扱いを発表したDMM Bitcoinについても付与が予定されているが、詳細は未定のままである。

ビットフライヤーについては、昨年10月に今年3月までのシンボル付与を発表しており、今回取り扱い開始の運びとなった。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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