大阪なおみ「FTX」のアンバサダーと株主に、報酬は暗号資産で

大阪なおみ「FTX」のアンバサダーと株主に、報酬は暗号資産で

暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営する FTX Trading(FTX)がテニスプレイヤーの大坂なおみ選手と長期的なパートナーシップを締結したことが3月21日に分かった。

このパートナーシップ締結によって、大坂選手はFTXのグローバル・アンバサダーとなり、FTXの株式を取得したとのことだ。またFTXは大坂なおみ選手への報酬は暗号資産で支払う予定という。

そして大坂選手はFTXとともに、ハイチと日本の文化的背景を持つグローバルな視聴者を視野に入れたコンテンツを創造的に演出・制作する予定とのことだ。

さらに大坂選手はテニスのマイアミ・オープンのルックにFTXのロゴを使用する予定だという。またFTXは大坂選手の暗号資産取引もサポートしてくとのことだ。

大坂なおみ選手は次のようにコメントしている。

「私は暗号資産市場に参加する女性が男性に比べて比較的に少ないという統計データを見てきました。これは他の金融市場で見られる不平等を反映していると考えています。暗号資産は、誰もがアクセスでき、参入障壁を打破するという目標で始まりました。そのミッションに立ち返り、より多くの人にアクセスし、この空間をさらに民主化するための新しい方法について革新するために、FTXと提携することに興奮しています」

FTXのCEOであるサム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏は次のようにコメントしている。

「FTXが暗号資産市場の最前線にいるように、私たちは社会変革の最前線に立ちたいと考えています。大坂なおみさんとのパートナーシップは、デジタル通貨とWeb3の未来に、より多様な声を反映させるという私たちの目標をさらに後押ししてくれるでしょう。 そうしたグループを教育し、世界にポジティブなインパクトを与えるために、なおみさんと協力できることに興奮しています」

昨年11月に、FTXはロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手とも長期的なパートナーシップを締結したことを発表していた。またFTXは、暗号資産取引所リキッド(Liquid)を買収し、3月末に日本展開することも決まっている。

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/nd3000

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。