ローソンがNFT参入、SBINFTと「LAWSON TICKET NFT」を提供へ
NFTマーケットプレイスを運営のSBIホールディングス子会社SBINFTが、ローソンエンタテインメントと提携したことを3月17日に発表した。
この提携によって、ローソンエンタテインメントはローソンチケットで今春より「LAWSON TICKET NFT」の提供を開始するとのことだ。
「LAWSON TICKET NFT」は、SBINFTの協力のもと、ブロックチェーン技術を活用したNFTサービスの1つとして、ローソンチケットで販売しているコンサート・スポーツ・演劇などのイベントチケットを保管可能な記念チケットNFTとして販売するサービスとのこと。
このNFTには具体的に希少性の高い画像や実際の会場の座席情報などが記録されるとのことだ。 このサービスを提供する背景には、チケットのデジタル化が加速していて、ユーザーから高い利便性に好評を得る一方、思い入れのあるイベントチケットは記念に手元に残しておきたいという要望が多かったことがあるようだ。
なお本日よりSBINFTのNFTマーケットプレイス「nanakusa」は、から「SBINFT Market」へリブランディングする予定となっている。また同社は3月15日に専門学校バンタンの卒業証書をNFTで作成・代理発行した事例も発表していた。
「LAWSON TICKET NFT」の対応チェーン、その概要
「あたらしい経済」編集部は、SBINFTのCMO中田宜明 氏へ取材を行った。
–対応予定のブロックチェーンはなんでしょうか?
現状Polygonを予定していますが、ETHでの対応も検討しています。
–「LAWSON TICKET NFT」のユーザーは、どのようにNFTを活用できるのでしょうか?
ファーストステップとしては、イベントチケットを記念に残すための記念チケットNFTを想定しています。
将来的には、従来のライブや舞台などで利用可能なチケットのNFT化に加え、記念チケットNFTが特典コンテンツNFTにアップデートしていくような利用を考えています。
更に、今後マーケティングとしてもお客様がチケットNFTの保有枚数などをブロックチェーン技術の透明性により確認できるので、コアなファンに対しても特別な特典などを還元することができます