ラインのグローバルNFT事業「LINE NEXT」がパートナー企業発表。Crypto. comやHashed、ミシカル・ゲームズなど

「LINE NEXT」がパートナー企業26社を発表

LINEのグループ会社でグローバルNFTプラットフォーム事業の運営を行うLINE NEXT(ラインネクスト)が、グローバルNFTエコシステム構築のためのパートナー企業26社を発表した。

ソフトバンクやNAVER、LINE Taiwanといった関係企業の他、韓国レコード会社のYG PLUS、米決済大手VISA、テーマパークのLOTTE WORLDがパートナーシップを締結しているとのこと。

26社の中には、大手暗号資産(仮想通貨)取引所のクリプトドットコム(Crypto.com)、韓国のブロックチェーン特化VCであるハッシュド(Hashed)、NFTゲームプラットフォームを展開する米ミシカル・ゲームズ(Mythical Games)といったWeb3関連企業も名を連ねている。

LINE NEXTは「各社の有名なIPコンテンツを基盤にNFTを開発し、ユーザーが簡単な決済方法でNFTの取引ができる環境を提供予定」としている。

また発表で、LINE NEXTとミシカル・ゲームズが「ブロックチェーンメインネットにおける提携を皮切りにさらに協業していく」と記載されているが、詳細については不明だ。

こちらの件については「あたらしい経済編集部」がLINEへ問い合わせを行っている。返答が得られ次第、この記事に追記させていただく予定だ。

パートナー企業26社

ソフトバンク株式会社、NAVER、LINE Taiwan Limited、NAVER Z、NAVER WEBTOON Ltd.、LINE studio、LINE Games、CJ ENM 、YG PLUS、Hashed 、K Auction、SHINSEGAE、VISA、Crypto.com、Afun Interactive 、AI Network 、J&John 、K現代美術館(KMCA)、LoadComplete、LOTTE WORLD、Mythical Games、Pangea、Peaches.、111%、Rich Alien、WOW POINT

LINE NEXTについて

LINEは昨年12月、グローバルにNFTエコシステムを構築するため、米国および韓国にて、それぞれ新会社を設立した。米国にはグローバルNFTプラットフォーム事業を運営する「LINE NEXT Inc.」を設立。また韓国には同プラットフォーム事業の戦略企画を行う会社として「LINE NEXT Corporation」を設立した。

その後LINEは今年1月に開催された「LINE TAIWAN TECHPULSE 2022」の基調講演にて、グローバル向けのNFTプラットフォーム「DOSI(ドシ)」を発表した。

当時の発表によるとこのプラットフォームは2022年の第1四半期(1~3月)までにローンチ予定で、180ヵ国を対象に利用可能になるとのことだ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:LINE
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Андрей-Стрелков・noLimit46

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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