ジャニーズがブロックチェーンでチケット管理実施へ
ジャニーズ事務所が、ブロックチェーン技術を活用した新しいチケット・入場システムの実証実験を行うことが3月1日分かった。
5月3日から6月5日まで開催される東京グローブ座「JOHNNYS’ Experience」公演にて実施するとのこと。
発表によるとこの実証実験は、不正入場やチケット不正転売の防止を目的としている。
新システムで発行されたチケットは複製できない他、「ブロックチェーンを活用することでチケットの流動を主催者側で把握することが可能」とジャニーズは説明している。
ジャニーズが今まで発行していたデジタルチケットは、複数人で入場する場合、チケットは代表者が管理し全員が揃わないと入場できなかった。またチケットは当選者以外へ譲渡ができない仕組みだった。
今回の新しいシステムでは、チケットの流動を入場まで主催者側が管理できるため、代表者が同行者へデジタルチケットを分配することや、来場が困難になった場合には「ジャニーズジュニア情報局」に入会している家族や友人であれば譲渡が可能になったとのこと。
なお「ジャニーズジュニア情報局会員」は、情報局が取り扱うチケットの優先申込やオンライン会員証・デジタル会報の発行、番組協力の申込などが受けられる会員サービスだ。
新システムのアプリ準備方法などの詳細は3月下旬~4月上旬に案内する予定とのことだ。
ジャニーズでは以前よりチケットの転売対策や所属タレントの肖像権保護などに力を入れている。また令和元年6月14日から施行された「チケット不正転売禁止法」に則り、前述したような仕組みや、本人確認のために会員証と身分証明書の提示を徹底するなどの対策を行っていた。
なお「あたらしい経済」編集部はジャニーズ事務所に対し、今回の実証実験で採用したブロックチェーン基盤について問い合わせを行っている。返答が得られ次第、この記事に追記させていただく予定だ。
以下2022.3.9追記
ジャニーズ事務所よりメールの返信はあったものの、「まことに恐れ入りますがお答えしかねます」とのことで、採用したブロックチェーン基盤についての回答は得られなかった。
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参考:ジャニーズ
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