「Zaif NFT Marketplace」ローンチ、運営はフィスコ子会社

「Zaif NFT Marketplace」がローンチ

フィスコの子会社であるFISCO Decentralized Application Platform(FDAP)が、新たにNFTマーケットプレイス「Zaif NFT Marketplace」をローンチしたことが2月22日分かった。

発表によるとこのNFTマーケットプレイスは、当初「FISCO NFT Marketplace」となる予定だったが、国内暗号資産(仮想通貨)取引所「Zaif(ザイフ)」運営のカイカエクスチェンジとのネーミングライツ(命名権)契約により、名称を「Zaif NFT Marketplace」としてローンチしたとのことだ。なお「Zaif NFT Marketplace」はFDAPがシステム保有と運営を実施する。

「Zaif NFT Marketplace」では、デジタルアートやファッション、トレーディングカードなどのコンテンツをNFTとして販売するプラットフォームだ。国内ではNFTの発行とオークション機能によるNFTの取引が可能であると説明されている。対応ネットワークはイーサリアムおよびポリゴンとのこと。

なお「Zaif NFT Marketplace」では、美術品オークションを企画・運営等をてがけるShinwa Wise Holdingsと協業し、NFTアートの販売を行う予定としている。

ちなみにカイカエクスチェンジは、昨年11月に親会社である株式会社CAICA DIGITALの金融サービス事業のブランド統一のため、「株式会社Zaif」から「株式会社カイカエクスチェンジ」へ商号変更している。また20年11月には「株式会社フィスコ仮想通貨取引所」から「株式会社Zaif」に商号変更している。フィスコ仮想通貨取引所は、もともとテックビューロが18年11月まで運営していた仮想通貨取引所Zaifの事業譲渡を受けている。

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参考:ザイフ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/PerlaStudio・artacet

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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