1SEC、ファッションNFTをARで着用できるアプリ「METADRIP」発表

1SECが「METADRIP」発表

デジタルファッションレーベル1BLOCK(ワンブロック)を展開する1SEC(ワンセック)が、NFTのファッションアイテムをAR(拡張現実)で着用できるアプリ「METADRIP」β版を、今春に提供することを2月17日発表した。

「METADRIP」はデジタルファッション資産にさらなる有用性をもたらすことを目的に開発されたとのこと。3DCGで生成されたファッションアイテムのNFTを、スマートフォンのカメラを通じての着用体験を可能とするアプリだ。また写真や動画にも試着が可能とのこと。

そしてNFTとして発行されているデジタルファッションアイテムであれば、ホルダーのみが着用でき、アプリ内のデジタルワードローブで管理し、NFT マーケットプレイスで売買も可能となる計画もあるという。

発表によると「METADRIP」はiOS版のみとなるようで、Androidには対応していないようだ。

1SECは日本初のNFTバーチャルスニーカー「AIR SMOKE 1」を昨年4月に発売し、5ETH(当時価格約140万円)で販売した実績を持つ。その後、雑誌「NYLON JAPAN」とコラボしたNFTバーチャルスニーカーのオークションやスニーカーショップ「atmos」とコラボしたNFTの販売も行っている。

また昨年10月には1SECのNFTマーケットプレイス「1Block」で、レディースアパレルブランドの「Ameri VINTAGE:アメリ ヴィンテージ(AMERI)」のオートクチュール(高級仕立ての婦人服)をNFT化し、販売している。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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