「Dune Analytics」、ソラナβ版をリリース

「Dune Analytics」、ソラナβ版をリリース

ブロックチェーンデータ分析ツール提供のドューンアナリティクス(Dune Analytics)が、ソラナ(Solana)のオンチェーンデータを分析可能にしたことが2月16日に分かった。まずはベータ版のリリースで、「Solana.blocks、Solana.transactionsとSolana.rewards」のデータテーブルが利用可能の状態となった。

これまでドューンアナリティクスはイーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、オプティミズム(Optimism)、バイナンス・スマートチェーン(Binance Smartchain)、xDAIのデータが分析可能となっていた。

ドューンアナリティクスの共同設立者でありCTOのMats氏は、発表で次のようにコメントしている。

「Solanaのエコシステムは、非常に速く成長しています。私自身、多くのSolanaプログラムのユーザーであり、オンチェーン活動に対する洞察力の欠如にフラストレーションを感じてきました。私たちはこの問題を解決するために努力しており、開発者、ユーザー、関係者がSolana上のあらゆる活動を分析できるようにするために、dune.xyzでのSolanaのベータリリースを発表できることをうれしく思います」

ソラナラボ(Solana Labs)のビジネス開発責任者であるベン・スパランゴ(Ben Sparango)氏は次のようにコメントしている。

「Dune AnalyticsがSolanaで利用可能なデータ可視化ツール群に加わったことに、私たちはとても興奮しています。Dune Analyticsはデータ科学者の堅牢なコミュニティを育成する素晴らしい仕事をしており、私たちは彼らにSolanaブロックチェーンを深ぼってもらえることで誰もが学べる機会が生まれることを楽しみにしています」

ドューンアナリティクスは今月2日にシリーズBラウンドで約79億円(6,942万ドル)を調達したことを発表した。同社は企業評価額が10億ドルを超え、ユニコーン企業になった。その際に従業員数は16名だということで話題になった。

参考:ドューンアナリティクス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artsstock・Maximusnd

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

広告

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している