セリエA「ウディネーゼ・カルチョ」、チリーズ「Socios. com」でファントークン発行へ

チリーズ「Socios. com」でウディネーゼ・カルチョがファントークン発行

ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」が、イタリアプロサッカーリーグ「セリエA」加盟の「ウディネーゼ・カルチョ(Udinese Calcio)」のファントークン発行を2月10日発表した。

発表によると「ウディネーゼ・カルチョ」の公式ファントークン「$UDI」の販売時期および価格などの詳細については、近日中に公開されるという。

また発表では、公式ファントークン「$UDI」を発行することで、トークン保有者は特別割引や限定コンテンツへのアクセス、サイン入りグッズ、VIPチケットなどのファンサービスが提供される予定とのこと。さらにトークン保有者は「Socios.com」を通じて、クラブの施設の名称、公式ユニフォームのデザイン、新加入選手のチーム番号などの意思決定プロセスに投票する形で参加できるとしている。

なお「セリエA」加盟のサッカークラブがファントークン発行を発表するのは、ASローマ・ユヴェントス・ACミラン・インテル・ボローニャ・ナポリに続き、今回で7チーム目となる。

また「Socios. com」は「セリエA」のリーグ自体とも今年1月に提携をしている。

​​「Socios.com」は運営元のチリーズが開発したブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォームだ。

ファントークンを発行することでスポーツチームは資金調達でき、またファンはファントークンを購入することでチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。この仕組みにより、チームとファンに新たなエンゲージメントを生み出すことが期待されている。

チリーズは欧州のプロサッカーリーグの多くのチームを中心に提携を行いファントークンを発行している。既にチリーズと提携したスポーツ組織は100を超えており、最近では欧州以外にもブラジルやコロンビア、ロシアなどのサッカークラブとも提携を行っている。またサッカーに留まらず、バスケットボール、ホッケーのチームや総合格闘技団体のPFLとUFCとも提携しており、韓国やインドのスポーツチームとの提携など国・ジャンルを問わず展開を進めている。

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参考:Socios.com
デザイン:一本寿和
images:iStocks/msan10

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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