米コインベース、新規3銘柄上場へ
米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)の販売所サービス「Coinbase.com」で、暗号資産アベンタス:Aventus(AVT)、レンダートークン:Render Token(RNDR:レンダー)、クオントスタンプ:Quantstamp(QSP)の3銘柄が上場することが2月3日分かった。
また同社提供の個人トレーダー向けプラットフォーム「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:旧Coinbase Pro)」でもAVT、RNDR、QSPの取り扱いを開始するとのこと。
なおコインベースでの新規銘柄の上場発表は、2月1日に上場したボンフィダ:Bonfida (FIDA:フィダ)とオルカ:Orca(ORCA:オルカ)の2銘柄に続くものとなる。
発表によるとAVT、RNDR、QSPの入金は既に可能となっており、「コインベース・エクスチェンジ」での取引開始は流動性条件が満たされ次第2月3日9:00(太平洋標準時)以降の予定となっている。「Coinbase.com」とモバイルアプリでの取り扱いについては改めて告知されるとのことだ。
AVT、RNDR、QSPの取り扱いは両サービス共に、米コインベースのサービス対象全地域で対応するとのこと。なお日本は対象外だ。
取引ペアについては、AVT-USD、AVT-USDT、AVT-EUR、RNDR-USD、RNDR-USDT、RNDR-EUR、QSP-USD、QSP-USDT、QSP-EURとなるとのこと。
各暗号資産について
アベンタスは、イーサリアムのスケーラビリティ、コスト削減、スピードを解決する、カスタマイズ可能なレイヤー2ブロックチェーンネットワーク。パーミッションブロックチェーンのスケールとプライバシー及びパブリックブロックチェーンのセキュリティと相互運用性を、どちらの欠点なく実現するとのこと。
現在AVTは、暗号資産取引所ビットトレックス(Bittrex)で取り扱われている。なお記事執筆時点での時価総額は約24億円となっている(2/3コインマーケットキャップ調べ)。
レンダーネットワークは、メタバースのための分散型GPUベースのレンダリングソリューションを提供しており、RNDRはレンダーネットワークが提供するサービスの決済通貨として設計されたネイティブトークンだ。
現在RNDRは、バイナンス(Binance)やクーコイン(KuCoin)、フォビグローバル(Huobi Global)、ゲート(Gate.io)、バイビット(Bybit)、エムイーエックスシー(MEXC)、クリプトドットコム(Crypto.com Exchange)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)およびV3などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。時価総額は約761億円となっている(2/3 コインマーケットキャップ調べ)。
クオントスタンプは主要なブロックチェーンのセキュリティ関連会社のひとつであり、ブロックチェーンやスマートコントラクトのコード監査をメインに取り扱っている。同社はこれまでにイーサリアム、ハイパーレジャー(Hyperledger)、バイナンスチェーン(Binance Chain)、イオス(EOS)、ポルカドット(Polkadot)などのクライアントの監査を行っている。
QSPは、分散型QSPセキュリティプロトコルでスマートコントラクトを検証するために使用されるERC-20規格のトークンだ。ユーザーはQSPとのスマートコントラクトの自動スキャンを購入でき、は protocol.quantstamp.com でネットワーク上の分散型セキュリティスキャンの提供を支援することでQSPを得ることができる。
現在QSPは、バイナンス(Binance)やフォビグローバル(Huobi Global)、ゲート(Gate.io)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)およびV3などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。時価総額は約60億円となっている(2/3 コインマーケットキャップ調べ)。
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参考:Twitter
デザイン:一本寿和
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