ディーカレット、暗号資産交換事業撤退。アンバーグループへ全株式譲渡を発表

ディーカレットが暗号資産交換事業撤退

暗号資産取引所を運営するディーカレットが、暗号資産交換事業を撤退することが分かった。

ディーカレットホールディングスは2月1日、同社の暗号資産交換事業子会社であるディーカレットの全株式を、WhaleFin Holdings Japan(ホエールフィンホールディングスジャパン)に譲渡したことを発表した。

WhaleFin Japanは、グローバルに拠点を展開する暗号資産金融サービス事業者であるアンバー・グループ(Amber Group)の日本法人だ。

発表によるとディーカレットが進めていたデジタル通貨「DCJPY(ディーシージェイピーワイ)」事業については、子会社であるディーカレットDCPが同事業を継承するとのことだ。

なおディーカレットが提供している暗号資産取引サービスは、今後も継続して利用可能だという。

ディーカレットは昨年12月27日に、株式移転によりディーカレットホールディングスを設立し、持ち株会社体制へ移行していた。その際に子会社となったディーカレットが暗号資産交換事業を行い、2月よりディーカレットDCPへデジタル通貨事業を承継するとしていた。

そして今年に入り、1月13日には暗号資産交換事業子会社であるディーカレットを香港のスタートアップ企業アンバーグループ(Amber Group)へ2月にも売却する方針であることが報道されていた。なおその際にディーカレットは報道翌日の1月14日に正式声明を発表し、事業売却について「当社が発表したものではなく、現時点で最終的な機関決定はなされておりません」と報道を否定していた。

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参考:ディーカレットディーカレットHD
デザイン:一本寿和
images:iStocks/peterschreiber.media・artacet

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。