9歳少年のNFT「Zombie Zoo」がアニメに、東映アニメーションのプロジェクト始動

NFTアート「Zombie Zoo」のアニメ化プロジェクトが始動

東映アニメーションが、NFTアートコレクション「Zombie Zoo」を原案にしたアニメプロジェクトを立ち上げたことが1月31日分かった。

企業によるNFTアート発のアニメ化プロジェクトは日本初の事例となるようだ。

「Zombie Zoo(ゾンビ・ズー)」とは、Zombie Zoo Keeper(ゾンビ・ズー・キーパー)と名乗る日本人の9歳少年によるNFTアートプロジェクトだ。昨年Zombie Zoo Keeperは、アーティストである母親の草野絵美氏と共に夏休みの自由研究としてピクセルアートをiPadで制作しNFTマーケットプレイスのオープンシー(Opensea)で販売を開始。1点20ドル程度で出品された21点の作品は、海外コレクターなどに購入され完売となった。

また昨年9月には二次流通時に4ETH(当時の価格で約170万円)で取引されたことでも話題になった。その後現在までに累計で215点の作品が出品され、全て完売。なおZombie Zoo Keeperは「2021 Forbes JAPAN 100」にも選出されている。

東映アニメーションの発表によると映像は2022年春公開予定で、今後の詳細情報はプロジェクト公式サイトで随時公開されるとのことだ。

東映アニメーションは「子どものクリエイティビティをそのままアニメ化するサポートをしたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました」、「子どものクリエイティビティ×テクノロジー&インターネット×コンテンツ製作、この3つの要素の相乗効果を図りながら子ども達のクリエイティビティを応援します」と述べている。

関連ニュース

テレビ朝日が「東映ロボットアニメ」NFT販売へ、LINEブロックチェーン活用し「NFT Studio」で

ダブルジャンプがアニメ制作ゴンゾをNFT支援、新たなIP創出も

アニモカブランズ、タツノコプロ「黄金戦士ゴールドライタン」のNFTグローバルライセンス取得

手塚治虫「鉄腕アトム」デジタルアートNFT、約5300万円で落札

参考:東映アニメーション
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Iurii-Garmash

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告