Discordのロール情報をNFTに、Knotが「Proved」ローンチ

Discordのロール情報をNFTに、Knotが「Proved」ローンチ

Web3関連プロダクト開発企業のKnotが、コミュニティアプリ「Discord」上のロール情報をNFT化できるサービス「Proved」をローンチしたことが2月1日に分かった。

なお「Discord」上のロール情報とは、各チャンネルの管理者によって与えられる役割のこと。ロールが与えられたユーザーはその範囲内で行動が可能となり、例えばDiscord内のチャンネルを作成・削除する権限や、絵文字・スタンプの管理をする権限などがある。

今回ローンチした「Proved」では、そのロール情報をNFT化できるというサービスだ。このサービスを活用することで「DAOやWeb3等に関わる仕事の実績や経歴を証明することができます」とKnotの小林清剛氏はツイートしている。

なお「Proved」でのNFTは、ポリゴンネットワーク(Polygon Network)上にミントされ、そのガス代は運営が負担するためにユーザーは無料とのことだ。

Knotは、日本でWeb3系の参加者を多く集めているDAO(自律分散型組織)の「和組DAO」の創設者で管理者の小林清剛氏が昨年12月にサンフランシスコで創業した企業だ。

Knot創業時に小林氏は「偽名経済(Pseudonymous Economy)に関わるプロダクトに取り組んでいます」とツイートしており、「Proved」がそのプロダクトだと考えられる。Discord上では、本名ではなく偽名(ニックネーム)で活動している人が多く状況にあり、今回の「Proved」が「偽名経済」をどう加速させるかに注目だ。

参考:Proved
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Suwaree-Tangbovornpichet・antoniokhr

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。