JPモルガンチェース、DeFi「Uniswap」創設者の個人口座を閉鎖

JPモルガンチェース、Uniswap創設者の個人口座を閉鎖

分散型金融(DeFi)プロトコルのユニスワップ(Uniswap)創設者であるヘイデン・アダムス(Hayden Adams)氏が、JPモルガン・チェース(Morgan Chase)の個人口座を閉鎖されたことを1月23日にツイートで明らかにした。

そのツイートによれば、JPモルガン・チェースは通知も説明もなく銀行口座を閉鎖したようだ。 DeFiで働く人々は、アダムス氏と同様の状況になる可能性があるという。

アダムス氏は「暗号資産業界で働いているというだけで、同じように銀行の標的にされている個人や企業をたくさん知っています。法人口座ではなく、個人口座にしてくれてありがとうございます」とツイートしている。

数ヶ月前に米国証券取引委員会(SEC)はユニスワップの主要開発元であるユニスワップラボ(Uniswap Labs)の調査を開始しているが、その因果関係は定かではない。

また米商品先物取引委員会(CFTC)の元コミッショナーであるブライアン・クインテンツ(Brian Quintenz)氏は、アダムス氏のツイートに返信する形でこの件に関する見解を伝えた。

クインテンツ氏は「連邦準備制度理事会(FRB)もしくは米国米通貨監督庁(OCC)の銀行検査官が上層部からの指示によって、ディバンキング(口座を使えない状態)にしたと考えられます。その銀行検査官がリスクが高い顧客を銀行に伝え、銀行がその顧客との関係を終わらせた場合、銀行は契約上、その顧客に理由を伝えることができません」とツイートで説明した。

参考:Hayden Adams
images:iStocks/4×6
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。