ブラックロック、暗号資産・ブロックチェーン関連企業のETF申請

ブラックロック、暗号資産・ブロックチェーン関連企業のETF申請

米資産運用企業ブラックロック(BlackRock)が、ブロックチェーンと暗号資産に特化した企業のETF(上場投資信託)の申請書類を、SEC(米国証券取引委員会)に1月21日に提出したことが分かった。ブラックロックが申請したETFの名称は「iSHARES® BLOCKCHAIN AND TECH ETF」だ。

iシェアーズ(iSharres)というのはブラックロックが運用するETFブランドである。ちなみにiシェアーズは世界のETF市場において世界最大のシェアだという。

申請書類によれば、このETFはニューヨーク証券取引所のブロックチェーン企業のインデックス「NYSE FactSet Global Blockchain Technologies Index」に連動して価格算出される予定とのことだ。ETFを構成する企業名は現時点では具体的に明らかになっていないが、暗号資産マイニング、暗号資産取引・交換、暗号資産マイニングシステム開発に関連する企業が含まれるという。

ブラックロックは昨年3月にビットコイン先物投資を行なっていたことを明らかにしている。またブラックロックは運用するファンドを通して、昨年10月に暗号資産(仮想通貨)取引所FTXを運営するFTXトレーディングへ出資を行なっている。

参考:SEC
デザイン:一本寿和

images:iStocks/kieferpix

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

広告

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した