クリエイターエコノミープロジェクト「CoeAvatar」、FiNANCiEでトークン発行

「CoeAvatar」がFiNANCiEでトークン発行

ブロックチェーン技術を利用した次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、エイベックスの子会社であるコエステと、「CoeAvatar(コエアバター)」制作プロジェクトのトークン発行型ファンディングを開始することが1月21日分かった。

「FiNANCiE」で今回発行されるトークンを購入することで、「コエアバター」へ支援ができ、また購入者(サポーター)は特典がもらえる仕組みだ。

「コエアバター」は声優の佐伯伊織氏を起用した、コエステ初のオリジナルキャラクターで、「FiNANCiE」とコエステの共同によるクリエイターエコノミープロジェクトの第1弾となっている。

なお「コエアバター」は、支援特典の一部としてサポーターに提供されるとのこと。またトークンを保有するサポーターと共に制作過程や成長過程などのプロセスを共有する「共創型コミュニティ」を運営予定とのことだ。

「共創型コミュニティ」では今後のIPの展開についてなど、IPに関連する投票企画やアイデア募集などを行うという。なおファンディングは2月14日より開始する予定だ。

コエステ株式会社は、テキストを音声に変換し発話させる音声合成技術を活用したサービス「コエステーション」を提供している。録音音声からその人の喋り方や声色などの特徴を機械学習によって抽出し、合成音声として再現できるとのことだ。

「コエアバター」は「コエステーション」の個人ユーザー向けサービスで、キャラクターの合成音声で任意のテキストを読み上げることができ、その音声をファイルに保存して利用することも可能なWEBアプリケーションだ。

またテキストを読み上げるスピードや抑揚をコントロール可能で、喜びや悲しみなどの感情も編集でき、ニコニコ動画やYouTubeの実況動画、解説動画等の創作活動に利用できるとのことだ。

あたらしい経済編集部は「FiNANCiE」を運営する株式会社フィナンシェのプロジェクト担当者より以下のコメントを得た。

「キャラクターIPにおける新しい取り組みがFiNANCiEでスタートします。音声合成技術による個性を持ったキャラクターIPが、共創型コミュニティにより、どのように成長していくのか楽しみです。ご期待ください」

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/royyimzy・dalebor

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。