FTX、Visaデビットカード発行へ。日本含む195ヵ国でウェイティングリスト登録可能

FTXのVisaカードが日本からでもウェイティングリストに登録可能

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所大手のFTXが、同取引所のユーザー向けに「FTX Visaカード」を発行することが分かった。

FTX創設者兼CEOサム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏の1月21日のツイートで明らかになった。

フリード氏が共有した「FTX Visaカード」のサイトによると、このカードは実物のデビットカードとなるようだ。「世界中にある何百万ものVisa加盟店で24時間、365日暗号資産をすぐに利用できる」としている。

また管理手数料や処理手数料などはなく、完全無料であると明記されている。

なお「FTX Visaカード」を入手するには、ウェイティングリストに必要事項を入力のうえ、申し込みをする必要がある。申込者が居住する地域でカードの利用が可能になり次第、メールが送信されるとのことだ。

なおウェイティングリストのフォームには居住国を選択する箇所があり、「Japan」も選択できるようになっている。ウェイティングリスト申し込みの対象国をカウントしたところ、現状では195ヵ国が選択可能だった。なお米国は確認できなかったため、このカードのサービス対象外と思われる。

なお米国ではFTX.USが、昨年3月に同取引所のユーザーのみを対象にVisa対応のデビットカードを発行している。なおこちらのカードはバーチャルのものだった。

関連ニュース

FTXでPsyOptions(PSY)上場へ

FTX新部門「FTXベンチャーズ」、約2,300億円規模のWeb3ファンド組成

「FTX US」、米プロスポーツ4チームとパートナーシップ締結

FTX、不動産を暗号資産で購入する機会提供。マイアミ市で開始

参考:FTX
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Smederevac・inkoly

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/11話題】トランプ大統領がDeFi課税ルールを撤回、金融庁が暗号資産を2類型にする規制提案など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告

OKXとStandard Charteredが暗号資産担保プログラム開始、Franklin Templetonが1号ファンドに

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所OKXが、スタンダードチャータード(Standard Chartered)銀行と共同で、暗号資産およびトークン化されたマネーマーケットファンド(MMF)をオフエクスチェンジ(取引所外)の担保として活用できる「担保ミラーリングプログラム(Collateral mirroring programme)」の開始を4月10日に発表した