全豪オープン、記念NFTコレクションをリリース

全豪オープン、記念NFTコレクションをリリース

オーストラリアで開催されるテニスの4大国際大会の一つ全豪オープン(Australian Open)が、NFTプラットフォームであるスイート(Sweet)と連携し、記念NFTコレクションをリリースすることが1月17日分かった。

スイートは、ニューヨークを拠点とするスイート社が昨年2月に「Bitcoin.com」と連携して立ち上げたNFTプラットフォーム。このプラットフォームはトークンシステムであるSLP(Simple Ledger Protocol)と、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)ネットワークを活用している。

すでにスイートはバーガーキングや米ラッパーのビッグ・クリット(Big K.R.I.T.)とも連携している。

今回のNFTコレクションのリリースは、1970年代から2020年代まで数十年にわたる全豪オープンの歴史を記念したものになるという。

NFTシリーズは、各十年を代表する6つのコレクションが全40種類以上があり、1月17日から27日にかけて2日間に1つのコレクションがリリースされる予定とのこと。既に2つのコレクションがリリースされている。

各コレクションには、記念チケット、3Dアンパイアチェア、3Dテニスコート、大会の「伝説的な瞬間」などが含まれている。

なお各年代の3Dテニスラケット、2016年にマルク・フィリップーシス(Mark Philippoussis)とアンジェリーク・ケルバー(Angelique Kerber)がグランドスラム初優勝を果たした伝説の瞬間が、限定版としてオークションに出品されるとのことだ。

また一つのコレクションの全てのNFTを保有できた者は、その年代の3DNFTポスターが贈られる。また6つのコレクションをすべて集めた先着50名のコレクターには、全豪オープン専用NFTトロフィーが特典として贈られると発表されている。

さらに2023年全豪オープンの特別版NFTチケットが1点限定でオークションにて出品され、落札者には全豪オープンへの旅行券も贈呈されるとのことだ。

先週、全豪オープンは6,776個のユニークなNFTテニスボールを含む「NFTコレクションアートボール(Art Balls)」の発売を発表した。このシリーズが公開後3分で完売し、リザーブ価格は0.26ETH(約875ドル)、取引量は223ETH(約751,287ドル)とらなった。

また同日、全豪オープンはオープンソースの3D仮想世界プラットフォームであるディセントラランド(Decentraland)で、仮想世界の全豪オープン(AO)の公式スペース「AOmetaverse」に取り組むことを発表した。

参考:全豪オープン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/kireewongfoto

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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