AP通信がフォトNFTマーケットプレイス提供へ、Polygon採用

AP通信がフォトNFTマーケットプレイス提供へ

AP通信がフォトNFTマーケットプレイスを1月31日にローンチする予定であることが分かった。ブロックチェーン基盤にはPolygon(ポリゴン)を採用し、ブロックチェーン開発企業のXooaが開発協力した。

最初のNFTコレクションでは、現役および元APフォトジャーナリストによる写真やその作品をデジタル編集したセレクションなどを展示する予定とのことだ。ちなみに各NFTには、撮影日時、撮影場所、撮影機材、技術設定などのオリジナルメタデータが含まれる予定だという。

なおNFT販売から生まれた収益はAP通信ジャーナリズムを維持するための資金に充てられるとのことだ。そしてこのNFTマーケットプレイスはまずメタマスクに対応し、今後バイナンスおよびコインベースウォレットにも対応していく予定とのこと。

AP通信のブロックチェーン・データライセンス担当ディレクターのドウェイン・デソルニエ(Dwayne Desaulniers)氏は次のように述べている。

「AP通信のフォトグラファーは175年にわたり、感動を呼ぶ画像を通じて世界最大のストーリーを記録し、今日も反響を呼んでいます。Xooaの技術によりこれらのトークン化された作品を急速に成長している世界のフォトNFTコレクターに提供できることを誇りに思います」

Xooaのマーケットプレイス責任者であるザック・ダンカー・フェルドマン(Zach Danker-Feldman)氏は、次のようにコメントしている。

「Xooaは、AP通信と協力してAP通信のNFTマーケットプレイスを立ち上げることができ、光栄に思います。Xooaは、NFTとメタバースマーケットプレイスに関するブランドとの連携により、コレクターに固有の希少性と実用性を提供するとともに、仮想世界と現実世界との間の強力な結びつきを実現しています。今回のマーケットプレイス展開では、あらゆるタイプのコレクターが素晴らしい写真への関心を共有するコミュニティに参加できるよう、アクセシビリティに重点を置いています」

AP通信は昨年5月に設立175年を記念して、NFアート作品を販売した。またAP通信は報道の観点でもブロックチェーンを活用している。昨年10月 よりAP通信は分散型オラクルインフラ提供のチェインリンク(Chainlink)と協力し、経済やスポーツのデータをブロックチェーン上への記録・提供を開始している。

参考:AP通信
デザイン:一本寿和
images:iStock/ClaudioVentrella

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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