ブレイブが5,000万MAUを突破
プライバシー保護に焦点を当てた次世代分散型ブラウザのブレイブ(Brave)のMAU(月間アクティブユーザー数)が、5,000万人を超えたことが1月5日分かった。
発表によるとブレイブでは昨年12月に5,020万MAUを記録したとのこと。2020年12月には2,410万MAUとなっており、ブレイブでは5年連続で12月のMAUが2倍に増加し続けていると説明している。なお昨年12月のDAUは(日間アクティブユーザー数)は1,550万となっている。
またブレイブでは、2021年で1,000万件以上ダウンロードされているとのことで、広告での収益も1年で4倍にも増加しているとのこと。また広告を閲覧してベーシックアテンショントークン(BAT)を獲得したユーザーは800万人以上にもなったとのことだ。
ブレイブは昨年、IPFS(InterPlanetary File System)のサポート追加や、独自検索エンジン「ブレイブ・サーチ(Brave Search)」のベータ版リリース、新たなビデオ会議機能である「Brave Talk」のローンチ、ソラナ(Solana)ブロックチェーンとの統合の他、日本ではブレイブを通してBATの受け取りが可能になるなど機能の拡充やユーザー獲得に向けた動きを見せていた。
ブレイブとは
ブレイブは個人データを収集するような広告をブロックする機能「BRAVE SHIELDS」を持つブラウザだ。広告をブロックすることでブラウザが軽くなるという利点がある。さらにユーザーはBrave上で特定の広告を閲覧することで暗号資産BAT(Basic Attention Token/ベーシックアテンショントークン)をBraveリワード(Brave Rewards)として獲得することもできる。
またBraveユーザーはBATを使ってコンテンツクリエイターやウェブサイトに対して支援を行うことも可能である。
なお日本国内においてBraveは暗号資産取引所のビットフライヤー(bitFlyer)と提携しており、Brave上でビットフライヤーのウォレットが連携できるようになっている。
bitFlyerアカウントをデスクトップ版のBraveブラウザ上でBraveリワードに連携することでBraveブラウザ上で配信される広告を閲覧すると、翌月5日に報酬としてBATをbitFlyerアカウントで受け取れる。またBraveブラウザを利用することで受け取ったBATは、ビットフライヤーで売却し日本円に換金することも可能である。
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参考:ブレイブ・MAUとDAU
デザイン:一本寿和
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