米SEC、2件のビットコイン現物ETFを非承認
米投資会社のクリプトン(Kryptoin)とヴァルキリー(Valkyrie)が、それぞれ米証券取引委員会(SEC)へ申請していたビットコイン現物ETF(上場投資信託)が最終判断により非承認となったことが12月22日分かった。
米国では現物のビットコインETFは、いまだ承認に至っていない。これまでに米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)と米資産管理会社ウィズダムツリー(WisdomTree Digital Commodity Services)の申請した現物ビットコインETFについても非承認の判断が下されている。
なお今回非承認となった理由だが、SECの公開した書類によると「詐欺行為や相場操縦の防止と投資家の利益を保護するための要件を満たしていない」と記載されており、ヴァンエックとウィズダムツリーの際と同じ理由によって非承認となっている。
関連ニュース
VanEckの現物ビットコインETFが最終回答で非承認、先物は16日より取引開始
米国でビットコイン先物ETF取引開始、初日売買代金は約10億ドル。現物も過去最高値付近まで上昇
参考:SEC書類:Kryptoin・SEC書類:Valkyrie
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・Imagesines