ポルカドットパラチェーンが稼働開始
異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドット(Polkadot)のパラチェーンが12月18日に稼働開始したことが分かった。日本発のパブリックブロックチェーンである「Astar Network」など5つのプロジェクトがパラチェーンに接続完了し、本格的にポルカドットの運用が開始される。
ポルカドットは中心的な機能を果たすリレーチェーンと、そのリレーチェーンに接続される個別のブロックチェーンであるパラチェーンによって構成されている。
11月11日よりパラチェーンの枠をどのプロジェクトが使うかを決める1回目の「パラチェーンオークション」が開催され、12月17日までに5つのプロジェクトが勝利した。
このオークションでは11月19日にアカラネットワーク(AcalaNetwork)、11月26日にムーンビームネットワーク(MoonbeamNetwork)、12月3日にアスターネットワーク(Astar Network)、12月10日にパラレルファイナンス(Parallel Finance)、12月17日にクローバーファイナンス(Clover Finance)の5つのプロジェクトがパラチェーンの接続枠を獲得した。
ポルカドットの発表によると接続枠を獲得した5つのプロジェクト全てが、現在ネットワーク上でブロックを生成しているとのことだ。
なお次回のパラチェーンオークションは12月23日頃より開始される予定。2回目は全6回のオークションが行われ、2022年3月11日頃に6つのプロジェクトがパラチェーンに接続される予定となっている。
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参考:ポルカドット
デザイン:一本寿和
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