アバランチ(AVAX)、クラーケンに上場

クラーケングローバル、AVAX上場

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、暗号資産アバランチ:Avalanche (AVAX)の上場を12月16日発表した。

今週クラーケンでは12月14日にテラ:Terra(LUNA:ルナ)の上場を発表したばかり。

発表よるとAVAXの取引開始は12月21日からの予定だ。入金については既に可能となっている。

AVAXの取引ペアはAVAX-USD、AVAX-EURとなっており、KrakenおよびKraken Terminal(Kraken Pro)にてサポートされる。 なお米国、カナダ、オーストラリア、日本の居住者については取引できないとのことだ。

なお今回のAVAX取り扱いはアバランチのデフォルトのスマートコントラクトチェーンであるContract Chain(C-Chain)のAVAXトークンのみとなっており、Platform Chain(P-Chain)とExchange Chain(X-Chain)のトークンには対応していないとのことだ。

アバランチとは

アバランチはAva Labs(アバラボ)開発のブロックチェーンだ。DeFi環境の構築やツール開発が行えるプラットフォームで、2020年9月にメインネットをローンチして以降、アバランチ上にはTether、SushiSwap、Chainlink、Circle、The Graphなどの主要なDeFiプロジェクトを含む270以上の分散型金融(DeFi)プロトコルが存在している。

アバランチでは異なるデータ構造を採用する3つのブロックチェーンを持つマルチチェーンフレームワークを採用し、重要機能の役割を分担している。そのため前述したContract Chain(C-Chain)、Platform Chain(P-Chain)、Exchange Chain(X-Chain)が存在している。なおAVAXはアバランチのネイティブトークンとなる。

なおAVAXは、先日10日に暗号資産デリバティブ取引所FTXに上場したばかり。現在AVAXはFTXの他、バイナンス(Binance)やCoinbase(コインベース)、クーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、フォビグローバル(Huobi Global)などの暗号資産取引所で取り扱われている。なお時価総額は約2.8兆円となる(12/17コインマーケットキャップ調べ)。

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参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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