ブロックチェーンインフラ開発のアルケミー、Web3ファンド発表

アルケミー、Web3ファンド発表

ブロックチェーンインフラ開発企業のアルケミー(Alchemy)がWeb3領域の活性化のためのファンド「アルケミー・ベンチャーズ(Alchemy Ventures)」を立ち上げたことが12月10日に分かった。

「アルケミー・ベンチャーズ」には、a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)、Pantera Capital、アーティストのThe Chainsmokers、ロイター通信の前CEOのトム・グローサー(Tom Glocer)氏らが出資をしている。

そして「アルケミー・ベンチャーズ」は、DeFi(分散型)、Computing、NFTなどオーナーシップに関する領域へ投資を行なっていくとのことだ。

アルケミーにとって「アルケミー・ベンチャーズ」を通して企業へ投資をすることは、投資先のチームへのサポートの始まりに過ぎないと発表されている。

具体的にこれまでアルケミーはOpenSea、Dapper Labsなどを初日からサポートしてきたとのこと。また水面下でアルケミーはFTX、Arbitrum、Matters Labs、Geniesなどに出資し、支援を行なっていたことも明らかにした。

アルケミーは、開発者がブロックチェーンアプリケーションを簡単かつ効率的に開発するための必要なツールを提供することで、AWSがインターネット業界にもたらしたサービスを、ブロックチェーン業界にもたらすことを目標としている企業だ。

今年10月に同社はシリーズCラウンドでa16zらから約280億円(2億5000万ドル)の調達をしたことで話題になった。

参考:アルケミー(Alchemy)
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。