米ジェミナイがコロンビア大手銀行と提携
暗号資産(仮想通貨)取引所運営の米ジェミナイ(Gemini)が、コロンビア共和国の大手商業銀行バンコロンビア(Bancolombia)と提携し、同行の顧客に対し暗号資産の取引サービスを提供することが12月6日分かった。
今回の提携はコロンビア金融規制機関であるSFC(Superintendencia Financiera de Colombia)が実施する1年間のパイロットプログラムの一環とのこと。またこの提携により、バンコロンビアのユーザーが暗号資産に安全でシームレスにアクセス出来るようにするとのこと。
発表によると、ジェミナイとバンコロンビアは12月14日より同行の一部顧客を対象に、ジェミナイの取引所を通じて、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)のシームレスな取引を可能にするとのこと。
ジェミナイは提携に関して「ラテンアメリカでは、ブロックチェーンや革新的な技術への関心が高まっており、暗号資産はラテンアメリカの発展に重要な役割を果たすことを信じている」としている。
そして今後同社は、「ラテンアメリカの発展のためコロンビアの暗号資産エコシステムやプロダクトと緊密に連携し、コロンビア人が金融生活をコントロールできるようサポートする」と発表している。
ジェミナイは、キャメロンおよびタイラー・ウィンクルボス(通称:ウィンクルボス兄弟)が2015年に立ち上げた暗号資産取引所。カストディサービスやNFTプラットフォーム「Nifty Gateway」も提供している。
またジェミナイは2020年秋に英国でのサービス展開を開始しており、今年11月には約460億円(4億ドル)の資金調達を行ない、企業評価額は約8,100億円(71億ドル)となっている。この際の資金調達の目的として「グローバルなサービス提供」を目指すことがあげられており、同社が今後どの地域にビジネスを拡大していくのかが注目されていた。
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参考:ジェミナイ
デザイン:一本寿和
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