JFL所属プロサッカークラブ「FC大阪」、FiNANCiEでクラブトークン発行

「F.C.大阪」クラブトークン発行

ブロックチェーン技術を利用した次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」にて、JFL(日本フットボールリーグ)に所属するプロサッカークラブ「F.C.大阪」のクラブトークン発行と販売の開始が11月8日発表された。

「F.C.大阪」は東大阪市をホームタウンとし、J3ライセンスも交付されているサッカークラブだ。大阪から3クラブ目のJリーグ加盟を目指しており、また「東大阪まちごとスタジアム構想」を社会連携ビジョンに掲げている。

なお「東大阪まちごとスタジアム構想」とは、サッカーのスタジアムだけではなく街全体をスタジアムと捉え、多種多様なプレイヤー(企業・事業者・団体)をクラブが繋ぎ合わせ、様々なチームを組むことで地域活性化実現に向けて一体となって取り組んでいく構想だ。

今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「F.C.大阪トークン」として販売されるとのこと。販売売上は主に「東大阪まちごとスタジアム構想」のプロジェクト実行費の他、「F.C.大阪」の運営費、強化費へも利用されるとのこと。

「F.C.大阪トークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「グッズデザインの投票」や「横断幕メッセージの投票」、「まちの魅力コンテスト」、抽選特典案として「ピッチサイド見学」や「記念コレクションの抽選」、「まちスタ会議(クラブスタッフと地域活性化について意見交換)への参加」などがある。

トークンの初回販売期間は12月8日11時から2022年1月30日21時の予定だ。

なお販売額が10,000ptのものから限定数の200,000ptのものまで5パターンの販売メニューがあり、それぞれで獲得できるトークンと特定が異なる。販売額300,000ptのメニューでは、投票企画・抽選応募への参加や初期サポーター記念コレクション005に加え、ホーム年間入場券(1試合あたり4名様分)、選手との交流機会の提供も得られるようだ。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

あたらしい経済編集部は今回の取り組みに関して「F.C.大阪」より以下のコメントを得た。

『今回のトークン発行は、トークンホルダーの皆様にも「東大阪まちごとスタジアム構想」にプレイヤーとして関わっていただくことで、サッカーを通じた地域課題解決をより充実したプロジェクトにしていくことを目的としております。これからのスポーツクラブの新しい形に挑戦していく所存です。共に楽しみながら大阪を盛り上げていけたらと思います』

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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