SBIがシンガポールのコインハコへ出資
SBIホールディングスが、シンガポール最大の暗号資産(仮想通貨)取引所コインハコ(Coinhako)を運営するホールドビルド(Holdbuild Pte. Ltd.)へ出資を行ったことが12月7日分かった。
あたらしい経済編集部がSBIホールディングスのコーポレート・コミュニケーション部の担当者へ確認を取ったことろ、出資額は非公表とのこと。
コインハコはリテール向け暗号資産取引において、シンガポール最大の取引高と顧客数を有し、シンガポールで初めて規制当局よりデジタル通貨取り扱いのライセンスの承認を得た取引所だ。今後は個人や機関投資家向けの暗号資産取引所運営ライセンスも付与される予定で、東南アジア他国への事業展開も予定しているとのこと。
なおこの出資は、SBIのシンガポール子会社であるSBIベンチャーズシンガポール(SBI VENTURES SINGAPORE PTE. LTD.)及びSBIグループ運営のSBI・シグナム・アジムット・デジタルアセット・オポチュニティ・ファンド(SBI-Sygnum-Azimut Digital Asset Opportunity Fund)を通じた共同出資とのこと。
SBI担当者に確認を取ったところ、このファンドは、9月30日にSBIホールディングス、スイスのSygnum(シグナム)銀行グループ、イタリアのAzimut(アジムット)グループの3社が組成したものであるとのこと。
このファンドは最大7,500万米ドル(約83.8億円)まで資金調達し、主にDLTインフラ、分散型金融、レギュレーションテックに関連する革新的なテクノロジーを保有する有望なアーリーステージのスタートアップ企業に投資を行うという。なお対象とする地域は東南アジアとヨーロッパ地域を中心にすると組成時に発表されている。
また今回の出資が、このファンド組成後初の事例であるか現在確認を取っている。SBIより回答があり次第、こちらの記事に追記させて頂く予定だ。
以下2021.12.7 13:20追記
今回の出資は、SBI・シグナム・アジムット・デジタルアセット・オポチュニティ・ファンドの初の案件であると回答が得られた。
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参考:SBI
デザイン:一本寿和
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