【取材】日本発「Astar Network」が約425億円のDOTを集め、ポルカドット接続枠獲得

Astar Network、ポルカドット接続枠を獲得

ステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)が開発する、日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network(アスターネットワーク)」が、ポルカドット(Polkadot)のパラチェーン接続枠を12月3日獲得した。

異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドットでは、中心的な機能を果たすリレーチェーンと、そのリレーチェーンに接続される個別のブロックチェーンであるパラチェーンによって構成されている。

11月5日よりパラチェーンの枠(スロット)をどのプロジェクトが使うかを決める「パラチェーンオークション」が開催されており、アスターは世界で3番目に接続枠を獲得した。

なお最初に接続枠を落札したのは、アカラネットワーク(AcalaNetwork)が11月19日に獲得。2番目には11月26日にムーンビームネットワーク(MoonbeamNetwork)が獲得している。

オークションで勝利するには、ポルカドットのトークンDOTを各プロジェクトが集める必要がある。一定の期間内でランダムに選ばれた日時で最もDOTの投票を獲得している数で勝者が決まる「キャンドルオークション」方式が採用されている。

アスターの開発を主導するステイクテクノロジーズの渡辺創太CEOのツイッターによると、44,606アドレスとオークションをサポートするバイナンスを始めとした暗号資産取引所より参加した60,000アドレスを合わせた約10万人から、約425億円相当となる10,333,552DOTを集めたとのことだ。

ステイクテクノロジーズ CEO 渡辺創太氏にインタビュー

あたらしい経済編集部はステイクテクノロジーズのCEOである渡辺創太氏に、パラチェーン獲得について次のようにコメントをもらった。

「世界中から4週間で10万人を超える参加者の皆さんから10,000,000 DOTs、日本円にして約450億円相当を集められ、世界中の人々から応援いただけたことを非常に嬉しく思います。来年年始には本格的にメインネットをローンチしweb3.0の基盤を作るべくPolkadotエコシステム内外で勝負してくので引き続き応援よろしくお願いします」

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・wacomka・artacet

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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