エルサルバドルがビットコインを追加購入、保有計1220BTCに

エルサルバドルがビットコインを追加購入

エルサルバドル政府がビットコイン100BTCを追加購入したことが分かった。11月27日、エルサルバドルの大統領であるナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)氏がツイッターで明かした。これにより同国が保有するビットコインは合計1,220BTCとなる。

なお今回追加購入されたビットコインを日本円に換算すると、およそ6.5億円となる(11/29 13:00頃のレート)。

同国はこれまで9月6日に400BTCを購入し、その後7日間で150BTCを追加購入。そして9月20日と10月28日にはそれぞれ150BTCと420BTCを購入している。今回の追加購入は前回から1か月ほど経過したことになる。

 エルサルバドル政府は国内でビットコインを普及させるために、いくつかの取り組みを行っている。ビットコイン専用のデジタルウォレット「Chivo(チボ)」の運営や、ビットコインATMの設置だ。またブケレ氏は11月20日に世界初の「ビットコイン・シティ」の建設計画の発表や2022年に最初のビットコイン債券を発行する計画があることも発表している。

 ただしエルサルバドル政府のビットコイン法定通貨化後、それに反対する国民のデモが過去には発生しており、その際にはビットコインATMが破損されるような事態も起こった。

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参考:ブケレ氏Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/m_pavlov・Mo-Semsem

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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