【取材】ビットバンク、チェーンリンク(LINK)上場へ

ビットバンク、LINK上場へ

ビットバンク株式会社が同社運営の暗号資産(仮想通貨)取引所「bitbank」にて暗号資産チェーンリンク:Chainlink(LINK:リンク)の取り扱いを開始することを11月26日発表した。取り扱い開始は12月3日からとなる。

なおビットバンクでの新規通貨上場は10月より取引開始したシンボル:Symbol(XYM:ジム)以来となる。

チェーンリンク(LINK)は、スマートコントラクトを介して実世界の様々なデータをブロックチェーンに取り込む分散型オラクルサービスを提供するプロジェクト。記事執筆時点での時価総額は約1.3兆円となっている(コインマーケットキャップ11月26日調べ)。

なおLINKは、国内で初めてSBI VCトレードが9月より取り扱い開始している。またビットポイントが11月30日、ビットフライヤーが12月より取り扱うことも発表されている。

発表によるとLINKの取り扱いは、ビットバンクの現物取引所においてLINK/JPYとLINK/BTCの取引ペアが追加されるとのことだ。またビットバンクの暗号資産レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」でもLINKを取り扱う予定とのこと。

LINKの上場により「bitbank」の現物取引所での取り扱い暗号資産は計12銘柄となる。現在ではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)が取り扱われている。

以下追記2021.12.6 17:20

ビットバンク事業開発部担当者へ取材

「あたらしい経済」編集部がチェーンリンクの取り扱い理由について、ビットバンク事業開発部担当者へ取材したところ、以下の回答が得られた。

Chainlinkは、スマートコントラクトを介して実世界の様々なデータを安心・安全にブロックチェーンに取り込む分散型オラクルサービスを提供することを目的としたプロジェクトです。

LINKは、オラクルサービスを提供するノード運営者に対する報酬やノード運用者の信用担保として使用され、Chainlinkのエコシステムを維持しています。

実世界の様々なデータをブロックチェーン上に取り込むChainlinkのようなオラクルサービスは、ブロックチェーンのユースケースを拡大し、ユーザーの利便性を向上させるために必要不可欠なミドルウェアとして、多くの方に知って頂きたいという思いで選定を行いました。

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参考:ビットバンク
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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