【取材】コインジンジャ、NFTマーケットプレイス「tofuNFT」の日本展開開始へ

NFTマーケットプレイス「tofuNFT」の日本展開開始へ

暗号資産価格掲載アプリ「コイン相場」を提供するコインジンジャ(COINJINJA)がNFTマーケット「tofuNFT」の日本展開を開始することを11月24日に発表した。

これまで「tofuNFT」はバイナンス・スマートチェーン(BSC)およびポリゴン(Polygon)に対応してきた。

発表によれば「tofuNFT」は、運営開始3ヶ月で月間取扱高10億円を超え、BSC上で最も出来高のあるNFT Marketとなっていたとのことだ。

また対応チェーンの拡大も発表しており、「tofuNFT」はEthereum、Avalanche、Fantom、Astar(Polkadot)などEVMに互換のある各種チェーン、ArbitrumなどのLayer2に随時対応していく予定とのことだ。

さらに日本展開に際して、コインジンジャはブロックチェーンゲーム開発のdouble jump.tokyoの運営するNFT/ブロックチェーンゲーム事業支援サービス「NFTPLUS(旧MCH+)」の参画ゲームタイトルと提携することも発表した。

なおNFTエアドロップが 「My Crypto Heroes」、「My Crypto Saga」、「BRAVE FRONTIER HEROES」、「CryptoSpells」、「CHOJO」、「Contract Servant」で 実施される予定になっている。

そしてコインジンジャは日本のNFTアーティスト「おにぎりまん」とのコラボNFT「Tokyo Pop Girls Collection」を12月3日20時から発売開始するとのことだ。販売価格は0.2BNBとのことだ。

COINJINJA株式会社のCo-founder沼崎悠氏へ取材

あたらしい経済編集部はCOINJINJA株式会社のCo-founder&COOの沼崎悠氏へ取材を行った。

−BSCでNFTマーケットプレイスを運営し、他のチェーンと比較して、どのような気づきがありますか?

大きな発見としては、比較的可処分所得が低そうな東南アジアや南米のユーザーが多くいることです。Ethereum上のNFTはある程度の資産が無いと手が出しにくいものになっていますが、ガス代が安いチェーンでは別のユーザー層が存在し、かなりの熱量を持っています。

特にGameなど敷居が低いコンテンツが充実してくると、今は存在していないように思われている市場が大きく伸びる可能性がかなりあると見ています。

−DeFiではなく、NFTサービスを展開しようと考えた理由はなんでしょうか?

BSCでサービスを展開していると、DeFiとNFTは極めて近しい関係にあります。上位のAMMはNFTを自分で出したり、競合となるNFT Marketを最近始めた所もいくつかあります。

DeFi or NFTという感覚では無く、両者はかなり短い時間軸で密接に関連する要素になるので、DeFiサービスのスタート地点としてNFT Marketを運営しているという感覚でいます。

オフチェーンへの対応を全く考えていないのも、こういった所に理由があるのかもしれません。

参考:COINJINJA

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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