アメフトNFL、NFTでバーチャル記念チケット販売

NFL、NFTでバーチャル記念チケット販売

米アメフトプロリーグNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)が米チケット販売会社であるチケットマスター(Ticketmaster)と連携し、NFTによる「バーチャル記念チケット」を販売開始したことが11月19日分かった。これらのNFTはポリゴン(Polygon)のブロックチェーン上で発行される。

発表によると、NFLのチケット販売ネットワーク(Ticketmaster、StubHub、SeatGeek)を通じて指定試合のチケットを購入し来場したファンは、試合終了後にNFTチケットを無料で受け取れるとのことだ。

なお指定試合の対象となるのは、11月7日から2022年1月9日の期間で行われる21試合だ。

さらにNFLでは全32クラブを対象に、各クラブ125個限定のコレクタブルNFTの販売も行う。販売価格は1個10ドル(約1,100円)となっており、米ドル決済のみ対応。暗号資産(仮想通貨)による決済は受け付けていない。すでにこれらのNFTの販売は開始されており、現在では二次流通もされ、その販売価格は1,000ドル以上の値がつけられているものもある。

また配布と販売されたNFTについては、チケットマスターがサポートするNFTマーケットプレイスで閲覧、管理できる。

NFLのブロックチェーン関連の取り組みとしては、9月にダッパーラボ(Dapper Labs)と連携してNFTプラットフォームをローンチすることが報じられていた。またNFL加盟の「ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)」が11月12日、チームのファントークンを発行できるプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」運営のチリーズ(Chiliz)とパートナーシップを締結した。

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参考:NFLマーケットプレイス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/msan10

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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