コンセンシスが約220億円調達
コンセンシス(ConsenSys)が約220億円(2億ドル)の資金調達を実施したことが11月17日に分かった。コンセンシスの評価額は3650億円(32億ドル)なったとのことだ。
この資金調達ラウンドには、Marshall Wace、Third Point、ParaFi Capital、Think Investmentsのほか、Dragonfly Capital、Electric Capital、Spartan Group、DeFiance Capital、Animoca Brands、Coinbase Ventures、HSBCなどが新たにパートナーとして参加したとのこと。
そしてSullivan&Cromwell LLPがこの資本取引の法務アドバイザーを務めた。
また発表によれば、コンセンシスが提供する暗号資産ウォレット「メタマスク(MetaMask)」は2020年に比べてユーザー数が38倍増加したとのことだ。現在、メタマスクの月間アクティブユーザーは約2,100万人とのこと。
そして今回の調達した資金は、メタマスクおよび開発者向けツールの「インフラ(Infura)」などのプロダクトの急速な拡大と、約400名希望の採用に活用されるとのことだ。
コンセンシス創業者兼CEOであり、イーサリアムの共同開発者であるジョセフ・ルービン氏は、発表にて次のようにコメントしている。
『サイロ化された時代』と『信頼できる第三者の時代』は、自動化された客観的な信頼基盤と分散型金融エコシステムが可能にする『コミュニティとコラボレーションの時代』へと移行しつつあります。分散型プロトコルで動く世界へのパラダイムシフトが本格化しています。
現在、導入のペースは非常に速く、夏にこの資本取引が行われて以来、当社のコアKPIの多くが2倍以上になりました。Web3の実現を加速させるために、伝統的経済圏と次世代経済圏のトップレベルの金融投資家や戦略的投資家と提携できたことを光栄に思います。
当社の技術が主流になるにつれ、より多くのビルダー、ユーザー、アーティスト、企業の生活や仕事の仕方が変化していくのをすでに目の当たりにしています。
コンセンシスは今年の4月に約71億円の資金調達を行なっており、JPモルガン、マスターカードやUBS証券などが投資に参加した。その発表ではメタマスクのユーザ数は300万人だったため、半年でユーザー数が約7倍に増えたことになる。
参考:コンセンシス
デザイン:一本寿和
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