ビープル新作NFT、クリスティーズで約32億円で落札。NFTアート史上2番目の高額

ビープルのNFT最新作、約32億円で落札

デジタルアーティストのビープル(Beeple)氏の最新作「ヒューマンワン(HUMAN ONE)」が、大手アートオークションハウスのクリスティーズ(Christies)にて2,900万ドル(約32億円)で11月9日落札された。ビープル氏がクリスティーズに出品した2例目のNFT作品で、史上2番目に高額で購入されたNFTとなった。

「HUMAN ONE」は実物の立体スクリーンに映し出される映像作品となっており、スクリーンには宇宙服を着た人物が様々な環境を移動する動画が流れ続けている。なお同作品はビープル氏の初の実物に関連したNFT作品とのことだ。

この作品の落札者は、スイスのベンチャーキャピタル、ダイアレクティックAG(Dialectic AG)の設立者兼マネージング・ディレクターであるライアン・ズラー(Ryan Zurrer)氏。同氏がツイッターにて明かしている。

ビープル氏は今年3月、自身のNFTアート作品「EVERYDAYS:THE FIRST 5,000 DAYS」をクリスティーズに出品し、同作品はデジタルアート作品の過去最高額となる6,950万ドル(約78億円)で落札され、大きな注目を集めていた。また大手のオークションハウスがNFTを活用したデジタルデータのみの作品をオークションにかけたのはこれが初めてのことだった。今回の「HUMAN ONE」が約32億円で落札されたことで、NFT作品の高額販売においてビープル氏が1位と2位を独占する形となった。

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参考:HUMAN ONE
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Aramyan・artacet

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。