イーサリアムネームサービス(ENS)、バイナンスとクーコインで上場へ

バイナンスでENS上場へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)に、暗号資産イーサリアムネームサービス:Ethereum Name Service(ENS)が上場することが11月10日分かった。

「Binance.com」での暗号資産上場はマンチェスターシティファントークンに続き、本日2銘柄目の発表となる。11月8日にはムーンリバー:Moonriver(MOVR)の取引が開始したばかりだ。

発表によるとENSは11月10日7:00(UTC:世界協定時)より取引が開始されるとのこと。取引ペアについてはENS / BTC、ENS / BNB、ENS / BUSD、およびENS / USDTとなっている。

なおENSの入金については取引の準備の為に既に可能となっており、引き出しについては11月11日7:00より開始される。

クーコインでもENSが上場

またバイナンスの発表と同日、暗号資産取引所クーコイン(KuCoin)もENSの上場を発表した。

クーコインは、取引ペアENS / USDTにて11月10日07:00(UTC:世界協定時)より取り扱いを開始する。また、引き出しは11月11日10:00からとなっている。

ENSとは

Ethereum Name Serviceは、例えるならイーサリアムブロックチェーンにおけるDNS(Domain Name Services)のようなサービスを提供している企業だ。このサービスを利用することで、イーサリアムアドレスやコントラクトアドレスを「○○.eth」のように人が理解できる文字に置き換えることが可能で、その仕組みにはNFTが活用されている。またENSはシステムのネイティブトークンであり、ガバナンスへの投票の際に用いられる。

ENSの時価総額は記事執筆時点にて約1,062億円。現在はゲート(Gate.io)やバイビット(Bybit)、ポロニエックス(Poloniex)、オーケーイーエックス(OKEx)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)およびV3やゼロエックスプロトコル(0x Protocol)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。

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参考:バイナンスクコイン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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