NFTゲーム開発のMythical GamesがシリーズCで約170億円調達、a16z主導で

Mythical GamesがシリーズCで約170億円調達、a16z主導で

ブロックチェーンゲーム「ブランコス・ブロックパーティー(Blankos Block Party)」を運営するミシカルゲームス(Mythical Games)が、シリーズCの資金調達ラウンドで1億5,000万ドル(約170億円)を調達したことが11月4日分かった。

発表によるとa16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)がラウンドを主導。ミシカルゲームスの評価額は12億5,000万ドル(約1,420億円)に達したとのことだ。

なおミシカルゲームスは4か月前にシリーズBにて7,500万ドル(約85億円)の資金を調達していたばかり。なお調達した資金の総額は2億7,000万ドルを超えており、そのうち2億2,500万ドルは2021年に調達しているとのことだ。

今回のシリーズCの資金調達には、ディーワンキャピタル(D1 Capital)、レッドバードキャピタル(RedBird Capital)、ザ・レイングループ(The Raine Group)の他、大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンス(Binance)とエフティーエックス(FTX)も参加している。また、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の投資部門であるサーティーツーエクイティ(32 Equity)などのエンターテインメントブランドやマイケル・ジョーダン氏のような著名人からも支援を受けているとのことだ。

ミシカルゲームスは今回の調達資金を、チームの成長と効果的な事業拡大に活用するとしており、有望なゲームへの投資や開発者の採用に利用すると発表している。

なおミシカルゲームスの開発する「ブランコス・ブロックパーティー」は今年8月にファッションブランドのバーバリー(Burberry Group plc)と提携し、NFTコレクションを販売していた。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

バーバリーのNFT、ブロックチェーンゲーム内で販売

マンガで解説「NFTとは何?」〜ザ・テクノロジー 2030 より

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/gonin・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告