UPDATER(旧みんな電力)がシリーズCで10.7億円資金調達、累計約52.2億円に

UPDATERが10.7億円の資金調達

UPDATERが、シリーズCラウンドにて新たに10.7億円の資金調達を実施したことが10月29日分かった。なお同社は先月10月1日より社名を「みんな電力」から変更している。

UPDATERはブロックチェーン技術を活用した電力トレーサビリティシステム「ENECTION2020」を提供する企業。同システムでは発電量と需要量を30分ごとにマッチングでき、どの発電所からどれくらいの量の電気を利用しているかを、改ざん困難なブロックチェーン上に記録することで、発電所を指定した電力取引が証明できる。なおその仕組みにはStellar(ステラ)のパブリックブロックチェーンが採用されている。

今回のUPDATERへの投資は、TBSイノベーション・パートナーズ2号投資事業組合、TIS株式会社、ヒューリック株式会社、プロトベンチャーズ2号投資事業有限責任組合、SuMi TRUSTイノベーションファンド、みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合、W ventures株式会社、進和テック株式会社、株式会社日本政策金融公庫が行った。

UPDATERはこれにより、プレシリーズCラウンド15億円、シリーズCラウンド ファーストクローズ11.5億円とあわせ、シリーズCラウンドでの総額として37.2億円の資金調達が完了したとのこと。

なお今回の資金調達により、これまでの累計資金調達額は約52.2億円となったとのことだ。

UPDATERは今回調達した資金により、「ENECTION2020」の書き込み機能の高速化・低コスト化・各事業への最適化を行う他、SDGsの達成をはじめとした社会課題解決のための新規事業創出や人材採用の強化などを行うとのことだ。

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参考:UPDATER
デザイン:一本寿和
images:iStocks/metamorworks・Who_I_am

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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