エルサルバドルがビットコインを追加購入、保有計1120BTCに

エルサルバドルが420BTC追加購入

エルサルバドル政府がビットコイン420BTCを追加購入したことが分かった。10月28日、エルサルバドルの大統領であるナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)氏がツイッターで明かした。これにより同国が保有するビットコインは合計1,120BTCとなる。

なお今回追加購入されたビットコインを日本円に換算すると、およそ28億円となる(10/28 12:00頃のレート)。

エルサルバドルは先月9月7日に法定通貨にビットコインを採用、国家が暗号資産を法定通貨化した世界初の事例となった。

同国はこれまで9月6日に400BTCを購入し、その後7日間で150BTCを追加購入。そして9月20日には150BTCを購入している。今回の追加購入は前回から1か月ほど経過したことになる。

エルサルバドルではビットコイン普及に向け、ビットコイン専用のデジタルウォレット「Chivo(チボ)」の運営や、ビットコインATMの設置、国営銀行が新たなシステム開発をする動きなどを見せている。また同国政府がビットコインの運用で得た400万ドルの利益の一部が動物病院設立へ投資されている。

しかし一方で国民はビットコインの法定通貨化に対し反対意見もあり、ビットコインATMが破損されるような事態も起こっている。今月17日にはブケレ大統領の独裁的な動きを危惧し、数千人規模のデモが発生している。デモ参加者はブケレ大統領による最高裁判事の解任や大統領の2期目の可能性、ビットコインの法定通貨化などを非難する横断幕や看板を掲げていたとのことだ。

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参考:ブケレ大統領Twitter
デザイン:一本寿和
images:REUTERS/Jose Cabezas/File Photo

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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