ナイジェリア、中銀デジタル通貨「eナイラ」ローンチ
ナイジェリア中央銀行が、同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)「eナイラ」を10月25日ローンチした。
各国におけるCBDCの運用開始は、昨年10月にローンチされたバハマ中央銀行の「サンドダラー」、カンボジア中央銀行の「バコン」に続き「eナイラ」が3例目となる(すでに運用されているが本格始動ではない中国のデジタル人民元除き)。またアフリカ地域では初のCBDC導入となる。
ナイジェリア国民が「eナイラ」を利用するには、まずウェブサイトからウォレットアプリをダウンロードしKYC(本人確認)情報を登録する必要がある。なおアプリについてはアンドロイド版とiOS版共に用意されているとのこと。またユーザーの口座保有状況や支払い能力によって1日の取引制限などの使用条件が4段階で分けられているという。
また企業による「eナイラ」利用については、ウォレットダウンロードの上、銀行からの招待コードの入力と、KYC情報の登録が必要となるようだ。
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参考:ナイジェリア中央銀行・eナイラ
デザイン:一本寿和
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