米SECが「ビットコイン先物ETF」初承認
米国証券取引委員会(SEC)が、ビットコイン先物ETF(上場投資信託)の取り扱いを承認したことが10月15日に分かった。
承認されたビットコイン先物ETFは、ProShares(プロシェアーズ)の「ProShares Bitcoin Strategy ETF」だ。このETFはビットコインの現物価格に直接連動するものではなく、先物契約の価格に連動するもの。またこのETFは、JPMorganが保管者(カストディアン)と管理者(アドミニストレイター)の役割を担う。
「ProShares Bitcoin Strategy ETF」は18日にティッカーシンボル「$BITO」で、ニューヨーク証券取引所のArca(NYSE Arca)で取り扱い開始される予定とのことだ。
さらに「Valkyrie Bitcoin Strategy ETF」も承認間近であることが分かっている。このETFを取り扱う予定のナスダック(NASDAQ)が上場と登録の承認を終えたことを15日に明かした。
これまで数年間、複数社のビットコインETFの申請が却下されてきたが、いよいよ今回初の承認となる。現在カナダやブラジル、ドバイではすでにビットコインETFが承認され取引されているが、米国で承認された意味合いは大きい。
これらの報道を受けて、ビットコイン価格は米ドル建てで6万ドルを突破した。さらに16日午前6時ごろには、日本円建てでは1BTCが700万円を突破し、過去最高値を記録した。
(image/iStock:Lubo-Ivanko・LongQuattro)