米決済ストライプ、暗号資産専門チーム「stripe Crypto」創設へ

米決済ストライプ、「stripe Crypto」創設へ

決済インフラ提供の米ストライプ(Stripe)が、新たに暗号資産専門チーム「stripe Crypto」を立ち上げたことが10月13日に分かった。

このチームのエンジニアとデザイナーの求人情報が公開された。ストライプの暗号資産に関するエンジニアリング部門の責任者を務めるギョーム・ポンシン(Guillaume Poncin)氏が自身のツイートで人材募集を告知した。

「stripe Crypto」の目的はweb3.0でのペイメントの未来を築き上げることと発表されている。

チーム創設の目的は「暗号資産の利用が世界中で拡大するにつれ、企業や個人が取引や価値創造を行うための新たなエキサイティングな手段が生まれています。

この分野の開発者やユーザーからは、支払いの受け入れ、資金の移動、法定通貨と暗号資産の交換などを行うためのニーズが高まっているようです。

これらの問題やニーズに焦点を当てることで、より速く、より信頼でき、より質の高い体験を生み出すことを目指しています」と求人情報で説明されている。

また「stripe Crypto」のエンジニアの役割については「暗号資産のユースケースをサポートするために必要なコアコンポーネントを設計・構築し、開発における新しい体験をゼロイチで生み出します。そしてウェブ/モバイルUIからバックエンド、ペイメント、アイデンティティシステムまで、あらゆる分野で活躍していただきます」と説明されている。

また採用条件として、10年以上のエンジニア経験が必要とされている。

ストライプは2014年に大手決済会社として初めてビットコインの受け入れを開始したが、現在はサービス提供を行なっていない。今回の採用とチーム設立により、改めて暗号資産の取り扱いについて積極的に進めていく可能性が伺える。

参考:ストライプ
images:iStocks/urzine・keko-ka
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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