ビットバンク、XYM取り扱い開始へ
ビットバンク株式会社が同社運営の暗号資産(仮想通貨)取引所「bitbank」にて暗号資産シンボル(XYM)の取り扱いを開始することを10月1日発表した。取扱開始は10月5日となる。
シンボル(XYM)は、2021年3月にネム(XEM)ブロックチェーンの大型アップデート「カタパルト」によって誕生したブロックチェーン「Symbol(シンボル)」のネイティブ通貨である。XYMの時価総額は約840億円となっている(コインマーケットキャップ10月1日調べ)。
なおビットバンクの新規通貨上場は6月より取り扱いを開始をしたオーエムジー(OMG)以来となる。
現物取引所の取扱いペアにXYM/JPYとXYM/BTCが追加されるとのことだ。またビットバンクの暗号資産レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」でもシンボル(XYM)を取り扱う予定とのこと。
そして「bitbank」の現物取引所での取り扱い暗号資産はシンボル(XYM)が加わり、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)にオーエムジー(OMG)の計で11銘柄となる。
「あたらしい経済」編集部がシンボルの取り扱い理由についてビットバンク事業開発部担当者へ取材したところ、以下の回答が得られた。
「XYMは、柔軟性、高速性、安全性を確保した上で、既存のシステムやプロセス、および他のネットワークやブロックチェーンとのシームレスな統合を実現することを目的として、Symbolのパブリックチェーン上で発行された暗号資産です。
Symbolはその特徴を活かして、様々な分野の企業やプロジェクトとの提携を進めており、その他、フィンテック企業や公的機関との取り組みも発表しています。これらのエコシステムの拡大に貢献するXYMについて、多くの方に知って頂きたいという思いで選定を行いました」
またビットバンクは9月30日にミクシィより調達した資金が着金しており、資本金が70億円増え、81億4,159万円(資本準備金含む)となったとのこと。これらの調達した資金をもとに、顧客資産の保全を目的に財務健全性の強化、IEO、ステーキング、カストディ、NFT、レイヤー2決済、既存事業の拡大などに積極的に投資を行っていくと同社は発表している。
参考:ビットバンク株式会社
デザイン:一本寿和
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