オーケーコインジャパンがIOST保有者へのDONエアドロップに対応、国内取引所で対応分かれる

オーケーコインジャパンがDONエアドロップ対応へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所のOKCoinJapan(オーケーコインジャパン)が、同社の取り扱いの暗号資産IOSTの保有者に対して、9月下旬に実施予定の「Donnie Finance」によるDONエアドロップに対応することを9月21日発表した。

「Donnie Finance」は韓国拠点のプロジェクトで、IOSTのブロックチェーン上に構築された分散型金融(DeFi)プラットフォーム。DONは「Donnie Finance」のプラットフォームで使用されるガバナンストークンだ。

日本時間で9月30日17時以降に行われるIOSTの保有量のスナップショットに準じて、DON総供給量の5%が対象者に支払われる予定になっている。なお「Donnie Finance」がエアドロップを実施するのは今回2回目で、前回の今年2月時点ではOKCoinJapanはIOSTを取り扱っていなかった。

OKCoinJapanの発表によると、スナップショット時には1IOST以上の保有が必要であり、入出金口座と取引口座(注文中のIOSTを含む)両方のIOST残高が対象となっているとのこと。 またスナップショットに際し、OKCoinJapanでのIOSTの⼊出庫が9⽉30⽇16:00〜スナップショット取得後まで停止となる。

OKCoinJapanは、エアドロップされたDONの付与方法・時期については「対応方針が確定したら」改めて案内をするとしている。

なお先日9月17日、国内暗号資産取引所であるコインチェックがDONエアドロップに対応しないことを発表していた。 コインチェックは対応しない理由として「現時点においてDONの流動性および技術的安全性等が当社の定める基準を満たしていることが確認できていないため、当社は本エアドロップに参加しない方針」と公式ブログで発表していた。

国内で現在IOSTを取り扱うのは、コインチェックとOKCoinJapanの2社だか、今回のエアドロップに関しては対応が分かれることとなった。

関連ニュース

コインチェック、IOST保有者へのDONエアドロップ非対応を発表 

オーケーコインジャパン、暗号資産IOST上場へ

参考:オーケーコインジャパン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

広告